託された想い。

 今朝は、保育園の地盤調査の立会いに行ってきました。実は今回の敷地は新たに購入する土地で、現況は休耕している畑です。数人の地主さんに無理を言って譲っていただきました。
どの方も、保育園の子供たちのためならと承知してくださった方たちで、本当に心から感謝をしています。

 現場で作業を見ているときに、唯一畑を工作されている地主のおばぁさんと会いまして、お礼を言ってから少し立ち話をさせてもらいました。

その方は、つい最近、高校の卒業を目前にされたお孫さんを急性硬膜下出血で亡くされたばかりでした。その悲しみも癒えないうちに、このお話をお願いしてしまったことを大変申し訳なく思いました。すると、その方が涙ぐみながらお話してくださいました。

 今回の敷地の南側にお寺があってすぐ傍にお墓があります。そこに彼は眠っています。
亡くなったお孫さんのお母様が、お墓で独りでいる息子さんが寂しくないように、保育園の子供たちの元気で楽しそうな声が聞こえるように、土地を譲ってあげてと言ってくださったそうなんです。

 私は、そのお母様やおばぁさんのお気持ちに頭が下がる思いで胸がいっぱいになり、思わずもらい泣きをしてしまいました。そして、そんな切なる想いに答えるためにも、必ず良い設計をしようと改めて決心したのです。

 この先ずっと、今日のこの気持ちを忘れずにお仕事をしたいと思います。
by ys-sekkei | 2010-03-19 20:22


虎キチ建築家の日々のあれこれ


by 亀山虎子

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