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感覚的なもの。

 今日も寒かったですねぇ。

 午前中は亀山で住宅の新築の打ち合わせ。午後からは四日市のIさんご夫婦とカーテン選びの後、桑名の工場の鉄骨建て方(第2工区)の立ち会いへ。

寒い現場で、監督の大川さんから貸してもらった裏起毛の軍手が、めちゃ暖かくて涙が出そうでしたわ。(笑)

さて、今週は東京行もあってすごく短かったけど、いろいろ考えさせられた期間でした。

そのひとつが昨日の景観法審議会の中の専門委員会。
この委員会は基本的に傍聴OKの開かれた委員会で、そこで協議された内容もすべて市のHPなどで公開されます。委員の一人としても無責任な発言は出来ないので、責任重大なお役目ではあります。

 ただ、この景観法というのは、結構大変なしろものです。
何故かというと、建物の外観や看板などが、まわりの景観に溶け込んでいるかとか、自分だけ目立とうとしていないかどうかなど、見る人によってはいかようにも感じる感覚的なものだからです。

法律(条例)違反しているかどうかなどの判断については判断基準によるのですが、その基準も曖昧にならざるを得ない部分があります。

 じゃぁ、この基準をもっと細分化して事細かに規制をかければ良いかと言うと、これもなかなか難しいし、個人的にはナンセンスだと思っています。
それに、どんな規制であれ、その範囲内であれば合法だということになるわけで、もし、多くの人が「なんじゃこれ!!」とビックリするような建築物が出来たとしても、合法である限りOKなのです。

同じ派手なデザインの建物であっても、中央道路沿いに建っているのと、住宅街にあるのとでは感じ方がかなり違うように、要は場所の問題のような気もします。

 今回は、現行法の運用の仕方についての問題点とその改善方法や施策についての協議でした。
 私以外の委員は大学の先生方なので、もっと理論的に素晴らしい意見を出されていましたので、興味のある方は、良かったら鈴鹿市のHPをご覧ください。

いずれにしても、既にあるものを変えることは難しいので、現在、工事が進んでいる幹線道路の沿線沿いや、新名神のパーキングエリア(スマートIC)周辺地域に対して、景観法はもちろん、都市計画上、どんなエリアにしていきたいかを早急に決めて、少なくても乱開発だけは避けたいものですよね。

 何事も、行政の決め事には時間がかかるものなので、少しでも民間のスピードに負けないように頑張らないと、多分、行政主導とはいかないでしょうねぇ。
by ys-sekkei | 2014-01-18 21:07


虎キチ建築家の日々のあれこれ


by 亀山虎子

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