アジアの国々。

 ベトナムについて少し書きます。

何年か前、娘とホーチミンに行きました。その時は、始めて目の当たりにした人とバイクの多さに圧倒され、道路を横断するにも苦労しました。
2泊3日という短い日程でしたが、街の中心部を歩き回り、お目当てのフォーや春巻きの店を見つけては食べ歩きました。可愛くて安い雑貨も買い漁りました。
オプショナルツアーで郊外に出た時は、市街地との格差に驚いたものです。

 そして、今年、私が旅行先に選んだのはフーコック島。最近、注目されているリゾート地です。
ハノイまで成田から6時間、乗継に2時間、国内線で2時間かかり、そこからホテルまで送迎車で1時間。結局、朝10時に出発したけど、到着したのは夜の7時。
時差が2時間だから、日本時間だと夜の9時ですね。まぁ、丸一日移動にかかったという感じです。
まだ、るるぶなどの観光案内雑誌には案内さえ掲載されていない土地です。

 ベトナムの海辺のリゾート地で有名なダナンと言う街がありますが、旅行会社の紹介もあって、無名のフーコック島に決めました。
ここに決めた理由のひとつに、失礼ですが、中国人観光客の数が少ないことがあります。
一昨年の年越し旅行にカンボジアのシェリムアップを訪れた時、中国人の方々のパワーに圧倒された経験があったからです。

せっかくの一人旅。ゆったりのんびり過ごしたいので、人の会話でも何でも、出来るだけ喧噪から離れたい一心でした。
フーコック島の観光客はと言うと、宿泊したホテルや訪れたナイトマーケットの様子から、欧米人の他は韓国の若い人のグループが多かったです。

 プール付のヴィラを独り占め出来る贅沢、一日に2回、各50分のスパが無料のサービス。贅沢なホテルライフを満喫させていただきました。
ホテル滞在中、日本人のご夫婦とも顔を合わせましたが、すれ違いざまの挨拶さえ、まともにしてくださいませんでした。(これも日本人らしいというべきか。)
それに比べて、欧米人や韓国の若者たちはとてもフレンドリーでした。
もちろん、ホテルのスタッフであるベトナムの人たちも、つたない英語で話す私にも常に笑顔で接してくれました。

フーコック島で3泊した後、ハノイに移動しました。ホテルは「メリアハノイ」。スイートルームのような部屋で、旅費から考えて、こんな部屋に泊まって大丈夫なのかとビクビクしましたね。ハノイの市街地は、ホーチミンとは少し様子が違いましたが、新興国としてのパワーは人やバイクの多さも同じでした。

ただ、ホテルと空港の送迎についてくれた現地のガイドさんと話をして、少なからずカルチャーショックを受けました。
ハノイの人口900万人、ホーチミンは1000万人、ベトナムの平均年齢は29歳。そしてベトナム人の平均月収は3万円だそうです。
(ちなみに鈴鹿市の人口は20万人、東京都で1360万人です。)

私がホテルのレストランで食事をしたり、街中で足つぼマッサージをした時も、日本に比べてなんと安いのかと思っていましたが、実際、街中で遣った現金は日本円で1万円だけです。現地通貨で20万ドンは日本円でおよそ1,000円。マッサージは700円ほど、担当してくれた人に渡すチップは日本円で250円ほどでしたから。

 帰りの便で隣に座ったベトナムの若者は、東京の日本語学校に通っていて、卒業したら日本で働きたいそうです。今もコンビニでバイトしていて、時給が1100円。
家賃10万円以上の部屋を3人の友達とシェアをしてるそうです。うちの事務所の近所のコンビニでもベトナムの若者が働いています。
彼らには、いったい、この日本はどのように映っているのでしょうか。

ところで、今回の旅行の期間中に2冊の本を読みました。

一冊は大好きな東野圭吾さんの「祈りの幕が降りる時」で、偶然にも飛行機の中で映画版も観ることが出来ました。
あと一冊は、堤未果さんの「日本が売られる」です。この本は、是非、多くの日本人に読んで欲しいと思います。水道の民営化を初めとして、現在の日本が推し進めている政策の危うさを肌で感じられます。ここ数年、アジアを訪ねているので、余計に危機感を持たずにいられませんでした。
もちろん書籍なので、著者の思考の偏りも感じますが、今の若者、いや老若男女を問わず、多くの日本人に是非読んで欲しい一冊だと思います。

始めに、ベトナムについて書くと言いましたが、今回の旅だけでなく毎回感じることですが、中国や韓国の人たちが、積極的に海外に旅行に出かけ、流暢な英語を話すこと、アジアの観光地の土産物を売っている貧しいと思われる現地の人たちが、何か国もの言語を理解して観光客と会話をしていることに、劣等感を感じずにはいられないのです。

うちの息子たちにも、海外に積極的に出ることを勧めますが、なかなか現在の生活を変えることは難しいようです。
でもこのままだと、これから先の日本は、きっとアジアの国々から置いてきぼりを食うのではないかと危惧してならないのです。

日々、いろんなニュースが飛び交っていますが、中国や韓国、北朝鮮、そしてロシアに囲まれている島国ニッポンの人々には、是非、もっと危機感を持っていろんなことを考えて欲しいものですね。(って、ちょっと重い話になってすみませんでした。)



by ys-sekkei | 2019-01-16 23:08


虎キチ建築家の日々のあれこれ


by 亀山虎子

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